● テキストの構成
１）はじめの段は検索のためのもので，シリアルと曲名，そして朱符字を混ぜた曲譜のベタ打ち。
２）二段目は，原書の指示に従い，基本４／４拍子で小節切りで統一式の工尺譜に組んだもの。
３）最後の段は，三段目の工尺譜を，ＭＩＤＩに変換可能なＭＭＬの形式に置き換えたもの。
４）そのあとに原注，歌詞，編者による注（言頭に＊を付す）が加わることもある。
＊ 同じ記号「−」が，二段目と三段目で違った意味で使用されていることにだけ注意されたい。
旧い形式の工尺譜では，連続する音，音間の短いものを「−」でつなぐが，
近世式の工尺譜では逆に，延ばす音が「−」で表現されている。
●近世譜記号凡例
"｜" ： 小節の区切り。
"−" ： 前の音をのばす。
"［..... ］" ： "［ " から " ］" まで繰り返す。
"［..：... ］（.....）"： ２度目は「：」以降を「（....）」で演奏する。
"○" ：休符。
■−−− 全符（４／４時）
■− ２分
■ ４分
■■ ８分
■■ １６分
■−−■ ２分半＋４分
■−■ ４分半＋８分
■−■ ８分半＋１６分
■｜−− 符音が小節をまたぐ場合
●注意事項：工尺譜の説明
明清楽の楽譜「工尺譜」の，日本における一般的な符字音階は
合 四 上 尺 工 凡 六 五 乙
であり，「乙」以高の音は符字横に「イ」を付した字で表される。
この音階は明笛を基音楽器としたもので，本来は---
Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ａ Ｃ Ｄ Ｅ
といった並びに近い。細かく言えばＧが２０％ほど低く，Ａがわずかに高いため，西洋音楽の音階とはわずかに異なる。
清楽のメイン楽器である月琴は，このうち「上」を最低音とするため，「合／六」「四／五」は同じ高いほうの音で演奏される。
本Ｅ−ＴＥＸＴ群では，ＭＭＬ変換，また入力の便から，基音を「合＝Ｃ」から「合＝Ｇ（上＝Ｃ）」とし「乙」以高の音階を----
合 四 （一） 上 尺 工 凡 六 五 乙 Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ａ2 Ｂ2
Ｇ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ1 Ａ1 Ｂ1 Ｃ1 Ｄ1 Ｅ1 Ｆ1 Ｇ2 Ａ2 Ｂ2
とアルファベット大文字で表している。
ＭＭＬもこの音階で組まれているので，より本来の音階に近い音で聞いてみたいと思われる方は，全体のKey を３度ほど上げ，Ｅを20〜25％低く，Ｆを15〜20％ほど高く設定していただきたい。
上述のように，「工尺譜」というものは，音域の違う楽器が，同じ楽譜を見て演奏する，五線譜とは違った「総譜」の形式になっている。したがって本テキストのＭＭＬを，そのままリーダーもしくはコンポーザーに流しても，音の高低差が激しい，かなり不自然な音楽にしかならない。
たとえば「九連環」の譜を例にしてみると，まず原書の工尺譜（近世譜）は以下のようなものである---
上−上工｜尺−−○｜工−四上｜尺工上四｜
合−合−｜Ｃ−Ｃ合｜四−−○｜四Ｃ四Ｃ｜
四−Ｃ−｜合−合−｜四Ｃ四Ｃ｜合−合−｜
工−工−｜尺工六−｜五六工尺｜上−−尺｜
上−−○｜
これをエディタの置換機能を使って，ＭＭＬの形式にするとこうなる----
c2 ce ｜d2.r4 ｜e2 ＜a＞c ｜de c＜a＞ ｜
＜g2＞ ＜g2＞ ｜＞c2＜ ＞c＜＜g＞｜＜a2.＞r4 ｜＜a＞＞c＜ ＜a＞＞c＜ ｜
＜a2＞ ＞c2＜ ｜＜g2＞ ＜g2＞ ｜＜a＞＞c＜ ＜a＞＞c＜ ｜＜g2＞ ＜g2＞ ｜
e2 e2 ｜de g2 ｜ag ed ｜c2.d ｜
c2.r4 ｜
「合」は低いＧ，「四」は低いＡ，原書において「仩」で表されている「Ｃ」はオクターブ上のＣであり，こうした音が隣り合っている部分は，このまま一つの楽器の音で演奏されると，音楽としてはとても聞くにたえないものにしかならない。
そこで，実際に再現音楽をＭＩＤＩに組む場合には，このＭＭＬから高・低二つのパートを生成する。
まず低音パートを作る。笛の系の音色なら何でもよい。
清楽の基音楽器である明笛では，月琴の「上（＝Ｃ）」よりも低い音「合・四」が出せる。一方，低い音から高い音への立ち上がりは，単純な管楽器であるゆえに限界がある。たとえば「四Ｃ」となっていた場合，低い「四」の直後に「Ｃ」を出す場合，実際には「上」を硬く吹いた程度にしかならない。ゆえに
低音「合・四」に隣り合わせた「乙」以上の音は，オクターブ低い音に変換される。
//low//
c2 ce ｜d2.r4 ｜e2 ＜a＞c ｜de c＜a＞ ｜
＜g2＞ ＜g2＞ ｜c2 c＜g＞｜＜a2.＞r4 ｜＜a＞c ＜a＞c ｜
＜a2＞ ＞c2＜ ｜＜g2＞ ＜g2＞ ｜＜a＞c ＜a＞c ｜＜g2＞ ＜g2＞ ｜
e2 e2 ｜de g2 ｜ag ed ｜c2.d ｜
c2.r4 ｜
つぎに高音パート。音色はピアノでも弦楽器系でも良いだろう。
すでに説明したように月琴には本来「合／四」の音はなく，実際にはオクターブ高い「六／五」の音で演奏されるため，Ｇ，Ａはすべて低音の＜＞ナシとなる。一方，高音域に制限はないので，高い「上」はそのままオクターブ上の「Ｃ」として残る。
//high//
c2 ce ｜d2.r4 ｜e2 ac ｜de ca ｜
g2 g2 ｜＞c2＜ ＞c＜g ｜a2.r4 ｜a＞c＜ a＞c＜ ｜
a2 ＞c2＜ ｜g2 g2 ｜a＞c＜ a＞c＜ ｜g2 g2 ｜
e2 e2 ｜de g2 ｜ag ed ｜c2.d ｜
c2.r4 ｜
こうして作られた二つを合奏させたものが，再現音楽としてはもっとも聞きやすい。
このとき唯一問題となるのは「乙」の音の扱いである。
中国の工尺譜では「一／乙」と二つの字でその高低を分けているが，日本の工尺譜においては，なぜかそれがほとんど見られない。
ごく基本的な音階の説明においても，これを「合・四」の後に置くものと，「六・五」に続けるものが両方存在し，月琴の高い「乙」も，明笛で出せる低い「乙」も工尺譜の上では同じ「乙」である。
これを見分けるためのカタカナ指示があるようだが，現時点ではまだはっきりとは解析できないので，かなり紛らわしいが，前後の符字の高低の流れから判断して，どちらかに変換していただきたい。 （２０１１ ＳＥＰＴ． 斗酒庵）
『明清楽之栞』 明治２７年
MS001 算命曲 上合工尺工六Ｃ五六工工六工上工工六尺工六工工上上尺工六上尺四ＣＤＣ四合合四合四ＣＤＣ四合合四合
上
合工尺工｜
六Ｃ五六工−｜工六工上｜工
工六尺−｜
工六工工｜
上上尺工六上尺−｜四
ＣＤＣ四｜合
合四合−｜
四
ＣＤＣ四｜合
合四合−｜
c＜g8＞e8 de ｜g8＞c8＜a8g8 e2 ｜eg ec ｜ee8g8 d2 ｜
eg ee ｜c8c16d16 e8g16c16 d2 ｜＜a＞＞c8d8＜ ＞c＜＜a＞ ｜＜g＞＜g8a8＞ ＜g2＞ ｜
＜a＞＞c8d8＜ ＞c＜＜a＞ ｜＜g＞＜g8a8＞ ＜g2＞ ｜
［歌詞］姐在房中綉呀綉花鞋呀，忽聴門外算命先生，叫了一声，叫了一声。 先生聴声前呀前前面走呀，姑娘同了我的先生，後面兒行，後面兒行。 掉條板登先生你請坐呀，奴念八字我的先生，你着聴，你着聴。
曲再生
＊歌詞，掉は「桌」，「板登」は「板凳」の間違い。
MS002 九連環 上上工尺工四ＣＤＥＣ四合合四ＣＣ合四四Ｃ四Ｃ四合四Ｃ四Ｃ合四合四四Ｃ合合四工工尺尺工六五六工尺工上上尺上
上−上工｜尺−−○｜工−四Ｃ｜ＤＥＣ四｜
合−合四｜Ｃ−Ｃ合｜四−−○｜四Ｃ四Ｃ｜
四
合四Ｃ
四Ｃ｜合−−○｜四合四
四Ｃ｜合−合四｜
工−工−｜尺
尺工六−｜五六工
尺工｜上−上尺｜
上−−○｜
c2 ce ｜d2.r4 ｜e2 ＜a＞＞c＜ ｜＞de＜ ＞c＜＜a＞ ｜
＜g2＞ ＜ga＞ ｜＞c2＜ ＞c＜＜g＞ ｜＜a2.＞r4 ｜＜a＞＞c＜ ＜a＞＞c＜ ｜
＜a＞＜g8a8＞ ＞c＜＜a8＞＞c8＜ ｜＜g2.＞r4 ｜＜ag＞ ＜a＞＜a8＞＞c8＜ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜
e2 e2 ｜dd8e8 g2 ｜ag ed8e8 ｜c2 cd ｜
c2.r4 ｜
［歌詞］看看兮賜奴的九連環，九呀九連環，双手拿来解，不解，拿把刀兒割，割不不断了也也呦。 誰人兮解奴的九連環，九呀九連環，奴就与他做夫妻他門是個男男子漢了也也呦。 情過河在岸的妹住船妹呀妹，住船雖然与他隔不遠閉了双門難難得見了也也呦。
曲再生
MS003 剪々花 四四合四合Ｃ四四四合尺尺工上四ＣＤＣ四四合合合四ＣＣ四合工工合合合四尺尺尺工六五六工尺尺上上尺上尺上四合合合四Ｃ四四合Ｃ四四合工工尺上上尺尺尺工合合合工尺尺工工合合四合
四−四合｜四−合Ｃ｜四−−○｜四−四合｜
尺−尺工｜上−−○｜四−ＣＤ｜Ｃ−四四｜
合−−○｜合−合四｜ＣＣ−四｜合−工工｜
合−−○｜合−合四｜尺−−○｜尺−尺工｜
六−五六｜工−尺尺｜上−上尺｜上尺上四｜
合−−○｜合−合四｜Ｃ−四四｜合−−○｜
Ｃ−四四｜合−工工｜尺−上上｜尺尺尺工｜
合合合工｜尺尺工工｜合−合四｜合−−○｜
＜a2＞ ＜ag＞ ｜＜a2＞ ＜g＞＞c＜ ｜＜a2.＞r4 ｜＜a2＞ ＜ag＞ ｜
d2 de ｜c2.r4 ｜＜a2＞ ＞cd＜ ｜＞c2＜ ＜aa＞ ｜
＜g2.＞r4 ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＞c＜＞c2＜ ＜a＞｜＜g2＞ ee ｜
＜g2.＞r4 ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜d2.r4 ｜d2 de ｜
g2 ag ｜e2 dd ｜c2 cd ｜cd c＜a＞ ｜
＜g2.＞r4 ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＞c2＜ ＜aa＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
＞c2＜ ＜aa＞ ｜＜g2＞ ee ｜d2 cc ｜dd de ｜
＜gg＞ ＜g＞e ｜dd ee ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
曲再生
●MS004 茉莉花 工工合四Ｃ四合合四合合四工工六五Ｃ五六六五六工六六工六五Ｃ五六六五工尺工六工尺上上尺上工上上尺尺工六五Ｃ五六尺工六五六工尺工上上四ＣＤＤＥＣＤＣ四合合四合工上上尺尺工六五Ｃ五六尺工六五六工尺上上上四ＣＤＤＥＣＤＣ四合合四合
工−工合｜四−Ｃ四｜合−合四｜合−合四｜
工−工六｜五−Ｃ五｜六−六五｜六−−○｜
工−六六｜工六五−｜Ｃ五六
六五｜工−尺−｜
工六工尺｜上−上尺｜上−−○｜工−上上｜
尺−尺工｜六−五−｜Ｃ五六−｜尺工六−｜
五六工
尺工｜上−上−｜四ＣＤ−｜ＤＥ
ＣＤＣ四｜
合−合四｜合−−○｜工−上上｜尺−尺工｜
六−五−｜Ｃ五六−｜尺工六−｜五六工尺｜
上−上上｜四ＣＤ−｜ＤＥＣＤ｜Ｃ四合−｜
合四合−｜
e2 e＜g＞ ｜＜a2＞ ＞c＜＜a＞ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜
e2 eg ｜a2 ＞c＜a ｜g2 ga ｜g2.r4 ｜
e2 gg ｜eg a2 ｜＞c＜a gg8a8 ｜e2 d2 ｜
eg ed ｜c2 cd ｜c2.r4 ｜e2 cc ｜
d2 de ｜g2 a2 ｜＞c＜a g2 ｜de g2 ｜
ag ed8e8 ｜c2 c2 ｜＜a＞＞c＜ ＞d2＜ ｜＞de＜ ＞c8d8c8＜＜a8＞ ｜
＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜g2.＞r4 ｜e2 cc ｜d2 de ｜
g2 a2 ｜＞c＜a g2 ｜de g2 ｜ag ed ｜
c2 cc ｜＜a＞＞c＜ ＞d2＜ ｜＞de＜ ＞cd＜ ｜＞c＜＜a＞ ＜g2＞ ｜
＜ga＞ ＜g2＞ ｜
［歌詞］ 好一個茉莉花好一個茉莉花，満園的花兒開賽也不過他本待要採乙枝又恐怕看花人罵呀 又一句。 好一朶杜鮮花 又一句 有朝的有夕落在在来我家裡本待要不出門又恐怕鮮花兒落呀 又一句 。 八月裡柱花香九月裡菊花黄勾引的張生生跳過粉牆来好一個催鴬々忙把門関兒上了呀 又一句 。
曲再生
＊歌詞「乙枝」は「一枝」，「乙」は「一」の借字。「柱花」は「桂花」の間違い。「張生生」は「張先生」とも書かれる。「張生」のこともあり。「催鴬々」は「崔鴬鴬」。『清楽曲譜』（OKINO_A005）とは異なる伝系の曲と思われる。３５〜３６小節目から末尾までの流れが不自然で，おそらくは24小節目と同じように「ＤＥ
ＣＤＣ四｜合−合四｜合−−○｜」と弾かれるのが正しいかと思われる。
MS005 砂窓（＝紗窓） 六六工尺上合尺工六尺四ＣＤＤＣ四Ｃ合合四合工工六工尺上合工六上尺四ＣＤＤＣ四Ｃ合合四合四四Ｃ四合四四Ｃ四合四Ｃ四合工合四Ｃ四合上工尺四上工尺四Ｃ合合四合
六−六−｜工尺上合｜尺−工六｜尺−−○｜
四−Ｃ−｜Ｄ
ＤＣ四Ｃ｜合−合四｜合−−○｜
工−工−｜六−工尺｜上合工
六上｜尺−−○｜
四−Ｃ−｜Ｄ
ＤＣ四Ｃ｜合
合四合−｜四
四Ｃ四合｜
四
四Ｃ四合｜四−Ｃ−｜四合工合｜四−Ｃ四｜
合−−○｜上−工−｜尺−四−｜上−工−｜
尺−四Ｃ｜合−合四｜合−−○｜
g2 g2 ｜ed c＜g＞ ｜d2 eg ｜d2.r4 ｜
＜a2＞ ＞c2＜ ｜＞d＜＞d8c8＜ ＜a＞＞c＜ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
e2 e2 ｜g2 ed ｜c＜g＞ eg8c8 ｜d2.r4 ｜
＜a2＞ ＞c2＜ ｜＞d＜＞d8c8＜ ＜a＞＞c＜ ｜＜g＞＜g8a8＞ ＜g2＞ ｜＜a＞＜a8＞＞c8＜ ＜ag＞ ｜
＜a＞＜a8＞＞c8＜ ＜ag＞ ｜＜a2＞ ＞c2＜ ｜＜ag＞ e＜g＞ ｜＜a2＞ ＞c＜＜a＞ ｜
＜g2.＞r4 ｜c2 e2 ｜d2 ＜a2＞ ｜c2 e2 ｜
d2 ＜a＞＞c＜ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
［歌詞］ （一）誰家玉笛暗飛声，散入春風満洛城，此夜回中聞拆柳，何人不起故園情。 （二）月落烏啼霜満天，江風漁火対愁眠，姑蘇城外寒山寺，夜半鐘声到客船。
曲再生
＊歌詞「回中聞拆柳」は「曲中聞折柳」。李白の七言絶句。「江風漁火対愁眠」は「江楓漁火対愁眠」。張継「江楓夜泊」。１６小節目の「四
四Ｃ四合｜」が多少不自然で，「四−四Ｃ｜合−−○｜」と弾かれるのが正しいかと思われるも，例証なし。
MS006 櫓歌 五五工六五六五工六工六上尺工六尺尺六工工上工六尺上尺上合四工上尺工上尺合工合工合上尺上尺上合四乙乙四乙乙四
五
五工六−｜五−六五｜工六
工六上｜尺
工六尺−｜
尺六工工｜上
工六尺−｜上尺上合｜四−工上｜
尺−工上｜尺−合工｜合工合上｜尺−上尺｜
上合四−｜乙乙四−｜乙乙四−｜
aa8e8 g2 ｜a2 ga ｜eg e8g8c ｜de8g8 d2 ｜
dg ee ｜ce8g8 d2 ｜cd c＜g＞ ｜＜a2＞ ec ｜
d2 ec ｜d2 ＜g＞e ｜＜g＞e ＜g＞c ｜d2 cd ｜
c＜g＞ ＜a2＞ ｜＜bb＞ ＜a2＞ ｜＜bb＞ ＜a2＞ ｜
曲再生
MS007 久聞歌 五上尺五Ｃ六六五六合尺五Ｃ尺尺工上四合尺尺尺工合工工尺上五Ｃ六合合四Ｃ四Ｃ合合四合合合四Ｃ四Ｃ合合四合尺尺工上上六五尺工上五工六六五合
五上尺−｜五Ｃ六−｜六五六−｜合−○○｜
尺−五Ｃ｜尺−−○｜尺工上四｜合−−○｜
尺−尺尺｜工合工工｜尺上五Ｃ｜六−−○｜
合−合四｜Ｃ−四Ｃ｜合−合四｜合−−○｜
合−合四｜Ｃ−四Ｃ｜合−合四｜合−−○｜
尺−尺工｜上−上六｜五−尺工｜上−五工｜
六−六五｜合−−○｜
ac d2 ｜a＞c＜ g2 ｜ga g2 ｜＜g2＞ r2 ｜
d2 a＞c＜ ｜d2.r4 ｜de c＜a＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
d2 dd ｜e＜g＞ ee ｜dc a＞c＜ ｜g2.r4 ｜
＜g2＞ ＜ga＞ ｜＞c2＜ ＜a＞＞c＜ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
＜g2＞ ＜ga＞ ｜＞c2＜ ＜a＞＞c＜ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
d2 de ｜c2 cg ｜a2 de ｜c2 ae ｜
g2 ga ｜＜g2.＞r4 ｜
［歌詞］ 久聞呀久聞呀久々聞 （白）久聞姐々会做人哎呀呵呀怜悧又聡明 又会呀吹弾呀又会唱 （白）話不虚伝果是真 哎呀呵呀詩賦尽皆精又会呀写画呀又会書 （白）刺繍件々尽皆能 哎呀呵呀纔称我的心怠能呀与你呀同遊台 （白）同房共枕又同衾哎呀呵呀就死也甘心
曲再生
＊『清風雅譜』（SG009）および『清楽曲譜』（OKINO_A016）の出だしは「四上尺四Ｃ合…」で，オクターブ低い。
MS008 如意串 工尺五六工六上工六尺工五六工六尺上四合五Ｃ尺工四上尺工尺上五五六工六五五Ｃ六工五Ｃ六五Ｃ六ＤＤＥ合合四Ｃ合四ＣＤ四四Ｃ五六尺工上五五Ｃ合四乙乙四乙合合四合合乙尺四合四Ｃ工六工尺上
工−尺−｜五六工六｜上−工六｜尺−−○｜
工−五−｜六−工六｜尺上四合｜五−Ｃ−｜
尺工四上｜尺工尺上｜五
五六工六｜五−五Ｃ｜
六−工
五Ｃ｜六−五Ｃ｜六−−○｜Ｄ−ＤＥ｜
合−合四｜Ｃ−合四｜Ｃ−Ｄ−｜四−四−｜
Ｃ五六−｜尺工上−｜五−五Ｃ｜合四乙−｜
乙−四乙｜合−合四｜合−合−｜乙尺四−｜
合四Ｃ−｜工六工尺｜上−−○｜
e2 d2 ｜ag eg ｜c2 eg ｜d2.r4 ｜
e2 a2 ｜g2 eg ｜dc ＜ag＞ ｜a2 ＞c2＜ ｜
de ＜a＞c ｜de dc ｜aa8g8 eg ｜a2 a＞c＜ ｜
g2 ea8＞c8＜ ｜g2 a＞c＜ ｜g2.r4 ｜＞d2＜ ＞de＜ ｜
＜g2＞ ＜ga＞ ｜＞c2＜ ＜ga＞ ｜＞c2＜ ＞d2＜ ｜＜a2＞ ＜a2＞ ｜
＞c＜a g2 ｜de c2 ｜a2 a＞c＜ ｜＜ga＞ ＜b2＞ ｜
＜b2＞ ＜ab＞ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜g2＞ ＜g2＞ ｜＜b＞d ＜a2＞ ｜
＜ga＞ ＞c2＜ ｜eg ed ｜c2.r4 ｜
曲再生
MS009 中山流水 上尺尺上尺上尺工合工合工合四四合Ｃ四合ＣＤＤＥＥＤＣＤＣ四Ｃ四合工合合四四合四合四合工尺工尺上五五六
上−尺尺｜上尺上尺｜工−合−｜工合工合｜
四−四合｜Ｃ−四合｜Ｃ−ＤＤ｜Ｅ−ＥＤ｜
Ｃ−ＤＣ｜四Ｃ四合｜工−合合｜四−四合｜
四合四合｜工尺工尺｜上−五五｜六−−○｜
c2 dd ｜cd cd ｜e2 ＜g2＞ ｜e＜g＞ e＜g＞ ｜
＜a2＞ ＜ag＞ ｜＞c2＜ ＜ag＞ ｜＞c2＜ ＞dd＜ ｜＞e2＜ ＞ed＜ ｜
＞c2＜ ＞dc＜ ｜＜a＞＞c＜ ＜ag＞ ｜e2 ＜gg＞ ｜＜a2＞ ＜ag＞ ｜
＜ag＞ ＜ag＞ ｜ed ed ｜c2 aa ｜g2.r4 ｜
曲再生
MS010 哈々調 五五六五Ｃ工尺五ＣＤ工工尺五Ｃ六工六尺五五六五Ｃ工尺五ＣＤ六工六尺尺工上合上上合尺五五六Ｃ五六ＥＥＥＤＥイ合ＤＥＣＣ合ＤＤＥＣ五六工六五五Ｃ六六工尺工六合四Ｃ五Ｃ五Ｃ六工尺工六六五Ｃ四合工合尺
五−五六｜五−Ｃ−｜工尺五
ＣＤ｜工−−○｜
工尺五Ｃ｜六−工六｜尺−−○｜五−五六｜
五−Ｃ−｜工尺五
ＣＤ｜六−工六｜尺−尺工｜
上合上
上合｜尺−−○｜五−五六｜Ｃ五六−｜
Ｅ−ＥＥ｜Ｄ−Ｅイ合｜ＤＥＣ−｜Ｃ合Ｄ
ＤＥ｜
Ｃ五六−｜工六五
五Ｃ｜六−六−｜工
尺工六−｜
合四Ｃ−｜五Ｃ五Ｃ｜六−−○｜工
尺工六−｜
六五Ｃ−｜四合工合｜尺−−○｜
a2 ag ｜a2 ＞c2＜ ｜ed a＞c8d8＜ ｜e2.r4 ｜
ed a＞c＜ ｜g2 eg ｜d2.r4 ｜a2 ag ｜
a2 ＞c2＜ ｜ed a＞c8d8＜ ｜g2 eg ｜d2 de ｜
c＜g＞ cc8＜g8＞ ｜d2.r4 ｜a2 ag ｜＞c＜a g2 ｜
＞e2＜ ＞ee＜ ｜＞d2＜ ＞eg＜ ｜＞de＜ ＞c2＜ ｜＞c＜＜g＞ ＞d＜＞d8e8＜ ｜
＞c＜a g2 ｜eg aa8＞c8＜ ｜g2 g2 ｜ed8e8 g2 ｜
＜ga＞ ＞c2＜ ｜a＞c＜ a＞c＜ ｜g2.r4 ｜ed8e8 g2 ｜
ga ＞c2＜ ｜＜ag＞ e＜g＞ ｜d2.r4 ｜
［歌詞］ 紗窓紗窓外呀，鉄馬兒響叮呀姐兒聞声睡呀，隔壁王大娘軽移細歩到高楼上呀，哈々以哈々々哈々。 飄開錦紗帳呀，一陣噴花香撥開紅綾被呀，小々二姑娘面黄肌痩不像姑娘想々々々々
曲再生
＊歌詞「叮呀」に「てんたん」と仮名，「叮噹呀」（てんたんや）。「聞声睡」「めんしんしうい」，他書では「聴声誰（てんしんしうい）」。『清楽曲譜』（OKINO_A014）の出だしは「四合四Ｃ工四Ｃ…」で，オクターブ低い。「イ合」のところは，月琴では「合」の２オクターブ上（高音開放弦「六」の１オクターブ上）を弾き，明笛では全閉鎖の最低音「合」を吹く。
MS011 月花集 四四合四Ｃ四合四四四ＣＤＤＥＣ四四合Ｃ四合工合合四ＣＤ四Ｃ合上合尺尺尺工六五六工尺上合上工尺工上四合合合四ＣＣ四合四Ｃ四Ｃ四合工工五六工尺六六五六合合四ＣＣ四合四Ｃ四Ｃ四合工工五六工尺六六五六
四−四合｜四Ｃ四合｜四−−○｜四−四Ｃ｜
Ｄ−ＤＥ｜Ｃ−−○｜四−四合｜Ｃ四合工｜
合−合四｜ＣＤ四Ｃ｜合−−○｜上合尺−｜
尺−尺工｜六−五六｜工−尺−｜上合上工｜
尺工上四｜合−−○｜合−合四｜Ｃ−Ｃ四｜
合四Ｃ−｜四Ｃ四合｜工−工−｜五六工尺｜
六−六五｜六−−○｜合−合四｜Ｃ−Ｃ四｜
合四Ｃ−｜四Ｃ四合｜工−工−｜五六工尺｜
六−六五｜六−−○｜
＜a2＞ ＜ag＞ ｜＜a＞＞c＜ ＜ag＞ ｜＜a2.＞r4 ｜＜a2＞ ＜a＞＞c＜ ｜
＞d2＜ ＞de＜ ｜＞c2.＜r4 ｜＜a2＞ ＜ag＞ ｜＞c＜＜a＞ ＜g＞e ｜
＜g2＞ ＜ga＞ ｜＞cd＜ ＜a＞＞c＜ ｜＜g2.＞r4 ｜c＜g＞ d2 ｜
d2 de ｜g2 ag ｜e2 d2 ｜c＜g＞ ce ｜
de c＜a＞ ｜＜g2.＞r4 ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＞c2＜ ＞c＜＜a＞ ｜
＜ga＞ ＞c2＜ ｜＜a＞＞c＜ ＜ag＞ ｜e2 e2 ｜ag ed ｜
g2 ga ｜g2.r4 ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＞c2＜ ＞c＜＜a＞ ｜
＜ga＞ ＞c2＜ ｜＜a＞＞c＜ ＜ag＞ ｜e2 e2 ｜ag ed ｜
g2 ga ｜g2.r4 ｜
曲再生
＊『清風雅譜』（SG008）『清楽曲譜』（OKINO_A021）の版などと比べると，音がはるかに多い。
MS012 厦門流水 工合合工合工尺尺工上合尺工合合工合工尺尺工上合四尺工上合尺尺工上合四合合四合四合上合合合四合四合上合工尺尺上尺尺工上合尺尺上合四四乙乙四乙六六五六乙四乙合四Ｃ工六工尺工上
工−合合｜工合工尺｜尺工上合｜尺−−○｜
工−合合｜工合工尺｜尺工上合｜四−−○｜
尺工上合｜尺−−○｜尺工上合｜四−−○｜
合−合四｜合四合上｜合−−○｜合−合四｜
合四合上｜合−−○｜工−尺尺｜上−−○｜
尺尺工−｜上−合−｜尺尺上合｜四−−○｜
四−乙−｜乙−四乙｜六−六五｜六−−○｜
乙−四乙｜合四Ｃ−｜工六工
尺工｜上−−○｜
e2 ＜gg＞ ｜e＜g＞ ed ｜de c＜g＞ ｜d2.r4 ｜
e2 ＜gg＞ ｜e＜g＞ ed ｜de c＜g＞ ｜＜a2.＞r4 ｜
de c＜g＞ ｜d2.r4 ｜de c＜g＞ ｜＜a2.＞r4 ｜
＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜ga＞ ＜g＞c ｜＜g2.＞r4 ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜
＜ga＞ ＜g＞c ｜＜g2.＞r4 ｜e2 dd ｜c2.r4 ｜
dd e2 ｜c2 ＜g2＞ ｜dd c＜g＞ ｜＜a2.＞r4 ｜
＜a2＞ ＜b2＞ ｜＜b2＞ ＜ab＞ ｜g2 ga ｜g2.r4 ｜
＜b2＞ ＜ab＞ ｜＜ga＞ ＞c2＜ ｜eg ed8e8 ｜c2.r4 ｜
曲再生
＊『清楽曲譜』の版（OKINO_B009）では「尺工上合」の部分が「工尺上合」になっているが，本書を含め，『清風雅譜』の系列では「尺工上合」のほうが多い。
MS013 平板調 合上合上合四ＣＣ合四Ｃ尺尺六工工尺工六尺工上合四ＣＣ五六Ｃ五六工尺尺上五Ｃ六尺工尺尺工六四Ｃ合四Ｃ上上尺工六工六工尺上上上四合合四Ｃ四合四ＣＣ四Ｃ上工六尺尺上四Ｃ合四Ｃ四合工尺合四ＣＣ四合工尺上尺尺工合四上上工工六尺尺
合上合上｜合四ＣＣ｜合四Ｃ−｜尺−尺六｜
工−工−｜尺−工六｜尺工上合｜四−−○｜
ＣＣ五六｜Ｃ五六工｜尺
尺上五Ｃ｜六−−○｜
尺工尺−｜尺工六−｜四Ｃ合四｜Ｃ−−○｜
上−上尺｜工−六−｜工六工尺｜上−−○｜
上−上四｜合−合四｜Ｃ四合四｜Ｃ−−○｜
Ｃ四Ｃ−｜上−工六｜尺
尺上四Ｃ｜合−−○｜
四Ｃ四合｜工尺合−｜四ＣＣ四｜合−−○｜
工−尺上｜尺−−○｜尺−工合｜四上上−｜
工
工六尺−｜尺−○○｜
＜g＞c ＜g＞c ｜＜ga＞ ＞cc＜ ｜＜ga＞ ＞c2＜ ｜d2 dg ｜
e2 e2 ｜d2 eg ｜de c＜g＞ ｜＜a2.＞r4 ｜
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c2 c＜a＞ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＞c＜＜a＞ ＜ga＞ ｜＞c2.＜r4 ｜
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＜a＞＞c＜ ＜ag＞ ｜ed ＜g2＞ ｜＜a＞＞c＜ ＞c＜＜a＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
e2 dc ｜d2.r4 ｜d2 e＜g＞ ｜＜a＞c c2 ｜
ee8g8 d2 ｜d2 r2 ｜
曲再生
MS014 松山流水 合四Ｃ合四Ｃ五Ｃ六工合上五六五尺尺尺尺尺六工工工合工合工尺上合四Ｃ合四Ｃ四Ｃ合工合乙四乙乙尺尺乙尺乙四合合四合四合上五六五尺尺尺尺工六工尺上上尺上尺上合四乙乙四合合四合四合上四合四尺尺尺尺尺六工工工合工合工尺上上尺上尺上
合四Ｃ−｜合四Ｃ−｜五Ｃ六−｜工−合−｜
上−五六｜五尺尺−｜尺−尺−｜尺六工工｜
工合工合｜工尺上−｜合四Ｃ−｜合四Ｃ−｜
四Ｃ合−｜工−合乙｜四−−○｜乙−乙−｜
尺−尺−｜乙尺乙四｜合−合四｜合四合−｜
○○上−｜五六五尺｜尺−−○｜尺−尺−｜
工六工尺｜上−上尺｜上尺上−｜○○合−｜
四−乙−｜乙−四−｜合−合四｜合四合−｜
上−四合｜四尺尺−｜尺−尺−｜尺六工工｜
工合工合｜工尺上−｜上尺上尺｜上−−○｜
＜ga＞ ＞c2＜ ｜＜ga＞ ＞c2＜ ｜a＞c＜ g2 ｜e2 ＜g2＞ ｜
c2 ag ｜ad d2 ｜d2 d2 ｜dg ee ｜
e＜g＞ e＜g＞ ｜ed c2 ｜＜ga＞ ＞c2＜ ｜＜ga＞ ＞c2＜ ｜
＜a＞＞c＜ ＜g2＞ ｜e2 ＜gb＞ ｜＜a2.＞r4 ｜＜b2＞ ＜b2＞ ｜
d2 d2 ｜＜b＞d ＜ba＞ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜ga＞ ＜g2＞ ｜
r2 c2 ｜ag ad ｜d2.r4 ｜d2 d2 ｜
eg ed ｜c2 cd ｜cd c2 ｜r2 ＜g2＞ ｜
＜a2＞ ＜b2＞ ｜＜b2＞ ＜a2＞ ｜＜g2＞ ＜ga＞ ｜＜ga＞ ＜g2＞ ｜
c2 ＜ag＞ ｜＜a＞d d2 ｜d2 d2 ｜dg ee ｜
e＜g＞ e＜g＞ ｜ed c2 ｜cd cd ｜c2.r4 ｜
曲再生
MS015 四季曲 上上工尺四Ｃ尺工六尺上上工尺四ＣＣ四合上合上尺上尺工六Ｃ六五六工上工六尺四Ｃ尺工六尺上上工尺四ＣＣ四合四Ｃ四合工尺工六五六工尺上上尺上上上工尺四ＣＣ四合四Ｃ四合工尺工六五六工尺上上尺上
上−上工｜尺−四Ｃ｜尺−工六｜尺−−○｜
上−上工｜尺−四Ｃ｜Ｃ四合−｜上−合上｜
尺上尺工｜六Ｃ六
五六｜工−−○｜上−工六｜
尺−四Ｃ｜尺−工六｜尺−−○｜上−上工｜
尺−四Ｃ｜Ｃ四合−｜四Ｃ四合｜工−尺工｜
六−五六｜工尺上−｜上尺上−｜上−上工｜
尺−四Ｃ｜Ｃ四合−｜四Ｃ四合｜工−尺工｜
六−五六｜工尺上−｜上尺上−｜
c2 ce ｜d2 ＜a＞＞c＜ ｜d2 eg ｜d2.r4 ｜
c2 ce ｜d2 ＜a＞＞c＜ ｜＞c＜＜a＞ ＜g2＞ ｜c2 ＜g＞c ｜
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g2 ag ｜ed c2 ｜cd c2 ｜c2 ce ｜
d2 ＜a＞＞c＜ ｜＞c＜＜a＞ ＜g2＞ ｜＜a＞＞c＜ ＜ag＞ ｜e2 de ｜
g2 ag ｜ed c2 ｜cd c2 ｜
［歌詞］ （一）到春来啊（又一句）芍薬啊々牡丹，一枝花兒開，胡蝶呀々而戯呀，飛来飛去成双対（又一句）。 （二）夏至更添愁呀々（又一句）無情啊々寃家，一去不回皈，這相啊々思啊々害得奴家如痴如酔（又一句）。 （三）秋景更傷悲呀（又一句）鴛鴦啊々枕上夢見郎回皈，驚醒啊々汗珠滴透紅綾錦被（又一句）。 （ 四 ）冬季雪花飄呀々（又一句）誰家啊々，吹笛好似郎，弾琵琶啊々琴声弾出凄凉之調（又一句）。
曲再生
MS016a 銀紐糸 五六工尺六尺工上合尺尺工六五工六尺工工尺上六尺尺工上上四上四Ｃ尺工上合四Ｃ四Ｃ四合工六五Ｃ六尺工合尺工合尺工工尺上六尺四乙四合工尺合四乙四合工尺合尺尺工合尺工合工尺上尺工上
MS016b 銀紐糸 五五六五六工尺工六尺尺工工尺工上上上尺上四尺上四Ｃ六工尺尺上五尺上五Ｃ六合四乙乙四乙尺乙四合合四乙乙四乙尺乙四合
MS016c 銀紐糸 上工工工六五上工工工六五Ｃ工工五Ｃ乙六五四Ｃ工尺合工合工上尺
（第一排）
五−六−｜工尺六−｜尺工上合｜尺−−○｜
尺工六−｜五工六−｜尺工
工尺上六｜尺−−○｜
尺工上−｜上−四上｜四Ｃ尺工｜上−−○｜
合四Ｃ−｜四Ｃ四合｜工六五Ｃ｜六−−○｜
尺工合−｜尺工合−｜尺工
工尺上六｜尺−−○｜
四乙四合｜工尺合−｜四乙四合｜工尺合−｜
尺
尺工合−｜
尺工合工尺｜上−尺工｜上−−○｜
（第二排）
五五六−｜五六工−｜尺工六−｜尺尺工−｜
工
尺工上−｜上−上−｜尺−上−｜四尺上−｜
四Ｃ六−｜工−尺
尺上｜五尺上−｜五Ｃ六−｜
合四乙−｜乙四乙尺｜乙四合−｜合四乙−｜
乙四乙尺｜乙四合−｜
（第三排）
上工工−｜工六五−｜上工工−｜工六五−｜
Ｃ−工−｜工−−○｜五Ｃ乙六｜五−−○｜
四Ｃ工尺合−｜工合工上｜尺−−○｜
a2 g2 ｜ed g2 ｜de c＜g＞ ｜d2.r4 ｜
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de c2 ｜c2 ＜a＞c ｜＜a＞＞c＜ de ｜c2.r4 ｜
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de ＜g2＞ ｜de ＜g2＞ ｜de e8d8c8g8 ｜d2.r4 ｜
＜ab＞ ＜ag＞ ｜ed ＜g2＞ ｜＜ab＞ ＜ag＞ ｜ed ＜g2＞ ｜
dd8e8 ＜g2＞ ｜d8e8＜g＞ ed ｜c2 de ｜c2.r4 ｜
r2 r2 ｜
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＜a＞＞c＜ g2 ｜e2 dd8c8 ｜ad c2 ｜a＞c＜ g2 ｜
＜ga＞ ＜b2＞ ｜＜ba＞ ＜b＞d ｜＜ba＞ ＜g2＞ ｜＜ga＞ ＜b2＞ ｜
＜ba＞ ＜b＞d ｜＜ba＞ ＜g2＞ ｜r2 r2 ｜
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＜a8＞＞c8＜e8d8 ＜g2＞ ｜e＜g＞ ec ｜d2.r4 ｜
曲再生
MS017 梅花流水 合四合四Ｃ尺尺工合Ｃ合Ｄ合Ｃ合四Ｃ五五ＣＤＥＧＥＤＣＣ合ＤＤＥ六Ｄ六Ｄ六ＤＥ六Ｅ六Ｅ六ＥＥＥＥＥＧＥＤＣＣ合ＤＧＤＧＥＣＤＣＤＥＥイ合イ合Ｅイ合ＥＤＣＣ合ＤＤＥ合Ｃ合Ｄ合Ｃ合四Ｃ合四乙乙四合合四合四合上尺上尺上上上上尺工合工合工工工工六六五五五五五六五Ｃ五六乙尺乙五六六六六六六六五五六五五六五Ｃ五六工尺六六六六六ＤＣＤＥ六六六六六工尺工尺六六六六六五六ＥＤＣＣ合四Ｃ合四Ｃ
○○合−｜四−合四｜Ｃ−−○｜尺−尺工｜
合Ｃ合Ｄ｜合Ｃ合四｜Ｃ−−○｜五−五Ｃ｜
Ｄ−−○｜ＥＧＥＤ｜Ｃ−Ｃ合｜Ｄ−ＤＥ｜
六−−○｜Ｄ六Ｄ六｜ＤＥ六−｜Ｅ六Ｅ六｜
ＥＥＥＥＥＧ｜ＥＤＣ−｜Ｃ合ＤＧ｜ＤＧＥ−｜
○○ＣＤ｜ＣＤＥＥ｜イ合イ合Ｅイ合｜ＥＤＣ−｜
Ｃ合Ｄ−｜ＤＥ合Ｃ｜合Ｄ合Ｃ｜合四Ｃ−｜
合−四−｜乙−乙−｜四−合−｜合四合四｜
合−−○｜上尺上尺｜
上上上上尺−｜工合工合｜
工工工工六六｜
五五五五五六｜五Ｃ五六｜乙尺乙五｜
六−−○｜
六六六六六六｜五−五六｜五−五六｜
五Ｃ五六｜工尺
六六六六｜六−ＤＣ｜ＤＥ
六六六六｜
六−工尺｜工尺
六六六六｜六−五六｜ＥＤＣ−｜
Ｃ合四Ｃ｜合四Ｃ−｜
r2 ＜g2＞ ｜＜a2＞ ＜ga＞ ｜＞c2.＜r4 ｜d2 de ｜
＜g＞＞c＜ ＜g＞＞d＜ ｜＜g＞＞c＜ ＜ga＞ ｜＞c2.＜r4 ｜a2 a＞c＜ ｜
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g2.r4 ｜＞d＜g ＞d＜g ｜＞de＜ g2 ｜＞e＜g ＞e＜g ｜
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r2 ＞cd＜ ｜＞cd＜ ＞ee＜ ｜＞gg＜ ＞eg＜ ｜＞ed＜ ＞c2＜ ｜
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＜g2＞ ＜a2＞ ｜＜b2＞ ＜b2＞ ｜＜a2＞ ＜g2＞ ｜＜ga＞ ＜ga＞ ｜
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g2 ed ｜ed g8g8g8g8 ｜g2 ag ｜＞ed＜ ＞c2＜ ｜
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曲再生
＊『清楽曲譜』（OKINO_A034）の版よりも，分解された音がずっと多い。とくに後半が顕著で流水曲の装飾法として特徴的。この連弾部分はもっとなめらかなトレモロだったかもしれない。
MS018 徳健流水 合合合四Ｃ合四Ｃ尺工尺尺工合合四Ｃ合四Ｃ四Ｃ合工尺合尺尺工六五六尺工合Ｃ四合工尺上合四Ｃ尺工尺尺工六合四Ｃ四Ｃ合工尺合乙四合四Ｃ五Ｃ五六工六五六尺尺工六五六尺工六五Ｃ五六工尺工上合四上
合−合−｜合四Ｃ−｜合四Ｃ−｜尺工尺−｜
尺工合−｜合四Ｃ−｜合四Ｃ−｜四Ｃ合−｜
工尺合−｜尺−尺工｜六五六−｜尺工合Ｃ｜
四合工尺｜上
合四Ｃ−｜尺工尺−｜尺工六−｜
合四Ｃ−｜四Ｃ合−｜工尺合乙｜四−−○｜
合四Ｃ−｜五Ｃ五六｜工−−○｜六五六−｜
尺−尺工｜六五六−｜尺工六−｜
五Ｃ五六工
尺工｜
上−合四｜上−−○｜
＜g2＞ ＜g2＞ ｜＜ga＞ ＞c2＜ ｜＜ga＞ ＞c2＜ ｜de d2 ｜
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＜ag＞ ed ｜c＜g8a8＞ ＞c2＜ ｜de d2 ｜de g2 ｜
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曲再生
＊『清風雅譜』（SG016）『清楽曲譜』（OKINO_A025）の版に比べるとずっと短く，後半がかなり異なる。類例はほかにない。あるいは中間を略したか？
MS019 将軍令 尺尺工上工合尺尺尺工上工尺上四四四上尺四四尺上四合工工合四四尺上五工六五六五工六六五六五五工六工工六五六五ＣＥＥＤＣ四四四Ｃ四合凡凡凡工尺尺工六尺尺六工工尺上上合尺尺工上上上尺工工六尺尺尺工上工六尺工尺工六工尺工六尺尺工上工六尺六五六工工六五五尺尺上工五六工工六五五尺上工五六五六五五工六六五六六工五上上上上工五五上上工六五尺工上四尺尺上尺尺工工工六尺
尺−尺工｜上−工合｜尺−−○｜尺−尺工｜
上工尺上｜四−−○｜四−四上｜尺−−○｜
四−四尺｜上−四−｜合−−○｜工−工合｜
四−四尺｜上−五工｜六−−○｜五六五工｜
六−−○｜六−五六｜五−五工｜六−−○｜
工−工六｜五−−○｜六−五−｜Ｃ
ＥＥＤＣ｜
四−−○｜四−四Ｃ｜四−合−｜凡−凡凡｜
工−−○｜尺−尺工｜六−−○｜尺−尺六｜
工−工尺｜上−上合｜尺−尺工｜上−−○｜
上−上尺｜工−工六｜尺−−○｜尺−尺工｜
上−工六｜尺−−○｜工−尺工｜六−−○｜
工−尺工｜六−−○｜尺−尺工｜上−工六｜
尺−−○｜六−五六｜工−工六｜五−−○｜
五−尺尺｜上−工五｜六−−○｜工−工六｜
五−五尺｜上−工五｜六−五六｜五−五工｜
六−−○｜六−五六｜六−工五｜上−−○｜
上−−○｜上−上工｜五−五上｜上−工六｜
五−−○｜尺−工上｜四−−○｜尺−尺上｜
尺−尺工｜工−工六｜尺−−○｜４０３４＝７４
d2 de ｜c2 e＜g＞ ｜d2.r4 ｜d2 de ｜
ce dc ｜＜a2.＞r4 ｜＜a2＞ ＜a＞c ｜d2.r4 ｜
＜a2＞ ＜a＞d ｜c2 ＜a2＞ ｜＜g2.＞r4 ｜e2 e＜g＞ ｜
＜a2＞ ＜a＞d ｜c2 ae ｜g2.r4 ｜ag ae ｜
g2.r4 ｜g2 ag ｜a2 ae ｜g2.r4 ｜
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＜a2.＞r4 ｜＜a2＞ ＜a＞＞c＜ ｜＜a2＞ ＜g2＞ ｜f2 ff ｜
e2.r4 ｜d2 de ｜g2.r4 ｜d2 dg ｜
e2 ed ｜c2 c＜g＞ ｜d2 de ｜c2.r4 ｜
c2 cd ｜e2 eg ｜d2.r4 ｜d2 de ｜
c2 eg ｜d2.r4 ｜e2 de ｜g2.r4 ｜
e2 de ｜g2.r4 ｜d2 de ｜c2 eg ｜
d2.r4 ｜g2 ag ｜e2 eg ｜a2.r4 ｜
a2 dd ｜c2 ea ｜g2.r4 ｜e2 eg ｜
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g2.r4 ｜g2 ag ｜g2 ea ｜c2.r4 ｜
c2.r4 ｜c2 ce ｜a2 ac ｜c2 eg ｜
a2.r4 ｜d2 ec ｜＜a2.＞r4 ｜d2 dc ｜
d2 de ｜e2 eg ｜d2.r4 ｜
曲再生
＊装飾音を除くと，『清風雅譜』（SG023）などと，その主旋律はあまり変わらないが，『清楽曲譜』（OKINO_A070）などでは二拍子とするなど，フレーズの区切りや長音の変異が楽譜によって大きい。
MS020 漫板流水 ＤＤＥ合合四Ｃ四Ｃ合四ＣＣ四四Ｃ合工尺工合ＤＤＥ合四Ｃ合四合ＤＥＣ四Ｃ合四ＣＣ ＤＤＥ合合四Ｃ四Ｃ合四ＣＣ四四Ｃ合工尺工合尺尺工合四Ｃ合尺尺工合四合工尺上尺合四ＣＣ ＤＤＥ合合四Ｃ四Ｃ合四ＣＣＣ四Ｃ合四ＣＣＤＤＥＣＣＤＧＥＥＥＤＥＥＤＥ合合四四合ＥＤＣ四合四ＣＣ 尺尺工合工合四Ｃ四Ｃ合四ＣＣ四Ｃ合工尺工合尺尺上尺工合合四合尺尺工合Ｃ四合工尺上四合四ＣＣ ＤＤＥ合工合四Ｃ四Ｃ合四ＣＣＣＣ四合四ＣＣＥＤＥＣＣ合乙四合四四合四合四合四ＣＤＣ四Ｃ四合工合工合工合四合尺上尺尺工合四Ｃ合尺工合Ｃ四合工尺工上上合四合ＣＣ
Ｄ−ＤＥ｜合−合四｜Ｃ
四Ｃ合四｜Ｃ−Ｃ○｜
四
四Ｃ合−｜工
尺工合−｜Ｄ−ＤＥ｜合
四Ｃ合−｜
四合ＤＥ｜Ｃ
四Ｃ合四｜Ｃ−Ｃ○｜
Ｄ−ＤＥ｜合−合四｜Ｃ
四Ｃ合四｜Ｃ−Ｃ○｜
四
四Ｃ合−｜工
尺工合−｜尺−尺工｜合
四Ｃ合−｜
尺
尺工合−｜四合工尺｜上尺合四｜Ｃ−Ｃ○｜
Ｄ−ＤＥ｜合−合四｜Ｃ
四Ｃ合四｜Ｃ−Ｃ○｜
Ｃ
四Ｃ合四｜Ｃ−Ｃ○｜Ｄ
ＤＥＣＣ｜ＤＧＥＥ｜
ＥＤＥＥ｜ＤＥ合
合四｜四合ＥＤ｜Ｃ四合四｜
Ｃ−Ｃ○｜
尺−尺工｜合工合四｜Ｃ
四Ｃ合四｜Ｃ−Ｃ○｜
四Ｃ合−｜工
尺工合−｜尺
尺上尺工｜合
合四合−｜
尺
尺工合Ｃ｜四合工尺｜上四合四｜Ｃ−Ｃ○｜
Ｄ−ＤＥ｜合工合四｜Ｃ
四Ｃ合四｜Ｃ−Ｃ○｜
ＣＣ四
合四｜Ｃ−Ｃ○｜Ｅ
ＤＥＣＣ｜合乙四
合四｜
四合四
合四｜合四Ｃ
ＤＣ｜四Ｃ四合｜工合工
合工｜
合四合−｜尺上尺
尺工｜合
四Ｃ合−｜尺工合Ｃ｜
四合工
尺工｜上上合
四合｜Ｃ−Ｃ○｜
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＜ag＞ ＜a＞＜g8a8＞ ｜＜ga＞ ＞c＜＞d8c8＜ ｜＜a＞＞c＜ ＜ag＞ ｜e＜g＞ e＜g8＞e8 ｜
＜ga＞ ＜g2＞ ｜dc dd8e8 ｜＜g＞＜a8＞＞c8＜ ＜g2＞ ｜de ＜g＞＞c＜ ｜
＜ag＞ ed8e8 ｜cc ＜g＞＜a8g8＞ ｜＞c2＜ ＞c＜r4 ｜
［歌詞］ 粧台上一枝花誰人不愛他引得那他二人相親愛風見花兒喜花見風開但只閑要閑工夫慢々将他採但只要閑工夫慢々将他採。
曲再生
＊さまざまな曲譜集でとりあげられている有名な曲だが，手持ちの資料の中では，この歌詞と曲譜を対照させている例が少ない。中井新六の『月琴楽譜』の例を参考にして，以下に歌譜を再現してみた。曲譜は『清風雅譜』のもの（SG010）とほぼ一致する。一段多いのだが，はじめの一段と最後の一段は同じ譜になっている。
Ｄ−ＤＥ｜合−合四｜Ｃ−合四｜Ｃ−Ｃ−｜
四Ｃ合−｜工−合−｜尺−尺工｜合四合−｜
尺工合−｜四合工尺｜ＣＣ合四｜Ｃ−Ｃ−｜
Ｄ−ＤＥ｜合−合四｜Ｃ−合四｜Ｃ−Ｃ−｜
粧----那■----台--■----上
四Ｃ合−｜工−合−｜尺−尺工｜合四合−｜
一那----■枝------■花------
尺工合−｜四合工尺｜ＣＣ合四｜Ｃ−Ｃ−｜
■■誰人■不愛他--
Ｄ−ＤＥ｜合−合四｜Ｃ−合四｜Ｃ−Ｃ−｜
ＣＣ合四｜Ｃ−Ｃ−｜Ｅ−Ｃ−｜ＤＧＥＥ｜
ＥＤＥ−｜ＤＥ合−｜四合ＥＤ｜ＣＣ合四｜
Ｃ−Ｃ−｜
Ｄ−ＤＥ｜合−合四｜Ｃ−合四｜Ｃ−Ｃ−｜
引----湯■那--他--■二------■人------
四Ｃ合−｜工−合−｜尺−尺工｜合四合−｜
■■■相■親相愛風■■見花兒■喜------
尺工合−｜四合工尺｜ＣＣ合四｜Ｃ−Ｃ−｜
花--開--■風--開--
Ｄ−ＤＥ｜合−合四｜Ｃ−合四｜Ｃ−Ｃ−｜
ＣＣ合四｜Ｃ−Ｃ−｜Ｅ−Ｃ−｜合乙四−｜
四合四−｜合四Ｃ−｜四Ｃ四合｜工−工−｜
合四合−｜尺−尺工｜合四合−｜尺工合−｜
四合工尺｜ＣＣ合四｜Ｃ−Ｃ−｜
Ｄ−ＤＥ｜合−合四｜Ｃ−合四｜Ｃ−Ｃ−｜
但--那--■只--■要■--■■費■--
四Ｃ合−｜工−合−｜尺−尺工｜合四合−｜
那--■■■工--■■■夫--
尺工合−｜四合工尺｜ＣＣ合四｜Ｃ−Ｃ−｜
■■慢々■将他採--■但那只要費那工夫
MS021 柳青娘 四合四Ｃ尺工上尺尺工尺尺工合四凡工工尺尺工六工上尺尺工尺上尺尺上五Ｃ六Ｃ五工六合乙乙四合ＥＤＥＥ六六五凡工尺凡六五五六凡尺凡六五五Ｃ凡工工尺工六工工工尺工尺上
四合四Ｃ｜尺工上−｜尺−尺工｜尺−尺工｜
合−四−｜凡−工工｜尺尺工六｜工−上−｜
尺−尺工｜尺−−○｜上−尺尺｜上−五Ｃ｜
六Ｃ五工｜六−−○｜合−乙乙｜四−−○｜
合−ＥＤ｜ＥＥ六六｜五−−○｜凡−工−｜
尺−−○｜凡六五五｜六−−○｜凡尺凡六｜
五−五Ｃ｜凡−工工｜尺−工六｜工−工工｜
尺工尺上｜
＜ag＞ ＜a＞＞c＜ ｜de c2 ｜d2 de ｜d2 de ｜
＜g2＞ ＜a2＞ ｜f2 ee ｜dd eg ｜e2 c2 ｜
d2 de ｜d2.r4 ｜c2 dd ｜c2 a＞c＜ ｜
g＞c＜ ae ｜g2.r4 ｜＜g2＞ ＜bb＞ ｜＜a2.＞r4 ｜
＜g2＞ ＞ed＜ ｜＞ee＜ gg ｜a2.r4 ｜f2 e2 ｜
d2.r4 ｜fg aa ｜g2.r4 ｜fd fg ｜
a2 a＞c＜ ｜f2 ee ｜d2 eg ｜e2 ee ｜
de dc ｜
曲再生
MS022 魚心調 合合四合合工六尺上上尺工六尺尺尺尺工工六尺工尺尺尺工合四合工尺工尺上四乙合四四乙四乙四合工合四乙合乙四四工尺尺工尺尺尺乙乙四乙乙四合合四合合四乙工合工尺尺工尺尺乙乙乙乙四合合四合合乙乙四合工工合乙四合工工尺工尺尺合合合工合尺四四乙合工尺
合
合四合−｜合工−六｜尺−−○｜上
上尺工六｜
尺尺−○｜尺尺−工｜工六尺−｜工尺−尺｜
尺工合四｜合工尺工｜尺上
四乙合｜四−−○｜
四乙四乙四合工｜合
四乙合乙四｜四−工尺｜尺工尺尺｜
尺乙乙四｜乙−乙四｜合
合四合−｜合四乙工｜
合−工尺｜
尺工尺尺−｜乙乙−乙｜乙−四
合合｜
四合−合｜乙乙−四｜合工工合｜乙四合工｜
工尺工尺｜尺−−○｜合
合合工合｜尺−−○｜
四
四乙合工｜尺−−○｜
＜g＞＜g8a8＞ ＜g2＞ ｜＜g＞e2 g ｜d2.r4 ｜cc8d8 eg ｜
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＜a＞＜a8b8＞ ＜g＞e ｜d2.r4 ｜
曲再生
MS023 鳳陽調 五工工尺五工工尺工工合工尺乙尺乙四合乙乙四尺尺乙尺乙四合乙乙四尺尺乙尺乙四合乙乙乙乙乙四合
五−工工｜尺−−○｜五−工工｜尺−−○｜
工工−合｜工−尺−｜乙尺乙四｜合−−○｜
乙−乙−｜四−尺尺｜乙尺乙四｜合−−○｜
乙−乙−｜四−尺尺｜乙尺乙四｜合−−○｜
乙−乙−｜乙乙乙四｜合−−○｜
a2 ee ｜d2.r4 ｜a2 ee ｜d2.r4 ｜
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＜b2＞ ＜b2＞ ｜＜a2＞ dd ｜＜b＞d ＜ba＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
＜b2＞ ＜b2＞ ｜＜a2＞ dd ｜＜b＞d ＜ba＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
＜b2＞ ＜b2＞ ｜＜bb＞ ＜ba＞ ｜＜g2.＞r4 ｜
曲再生
＊『清楽曲譜』（OKINO_A044）は出だしが「四工尺四工尺…」。
MS024 蝴蝶飛 四合四四合合四四合四四合合四上上尺工尺工上上四四尺尺合工尺上上尺上尺上上工合合四四Ｃ合合凡工尺尺上尺上乙四四合四合四合合
四−合四｜四合−合｜四四合四｜四合−合｜
四上上尺｜工尺工上｜上四−四｜○尺−尺｜
合工尺上｜上−尺上｜尺上−上｜○工−合｜
合四−四｜Ｃ合−合｜○凡−工｜○尺−尺｜
○上尺上｜乙四−四｜○合四合｜四合−合｜
＜a2＞ ＜ga＞ ｜＜a＞＜g2＞ ＜g＞ ｜＜aa＞ ＜ga＞ ｜＜a＞＜g2＞ ＜g＞ ｜
＜a＞c cd ｜ed ec ｜c＜a2＞ ＜a＞ ｜r4d2 d ｜
＜g＞e dc ｜c2 dc ｜dc2 c ｜r4e2 ＜g＞ ｜
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r4c dc ｜＜b＞＜a2＞ ＜a＞ ｜r4＜g＞ ＜ag＞ ｜＜a＞＜g2＞ ＜g＞ ｜
曲再生
＊『清楽曲譜』（OKINO_A019）では出だしが「五五六五五六五五六五五六六…」。
MS025a 金剪花 尺尺工六五工六尺工工上尺尺六工六尺工工上尺上上尺上工尺上四Ｃ合上尺上上五五六工六五五Ｃ六工尺尺尺上四尺上上尺工尺上四Ｃ合上尺上五五六工六五五Ｃ六工尺 （＝金線花，金銭花）
MS025b 金剪花 ＣＣＣ四四四合合四合合Ｃ四合工合Ｃ四合工合尺工六尺六工尺上四上六工六六上四上合工尺上尺工四合尺工合尺六工尺上四上乙四合Ｃ四Ｃ合合尺六工上尺工尺
MS025c 金剪花 四上尺工上尺六工尺工尺工上尺四上尺工上尺Ｃ四Ｃ合四合Ｃ四Ｃ六五六五工六五工六工六工六上尺
尺
尺工六−｜五工六−｜尺工工上｜尺−−○｜
尺六工六｜尺工工上｜尺−−○｜上上尺−｜
上工尺上｜
四Ｃ合−上｜尺−上上｜五
五六工六｜
五
五Ｃ六工｜尺−−○｜尺
尺上四尺｜上−上−｜
尺工尺上｜
四Ｃ合−上｜尺−上−｜五
五六工六｜
五
五Ｃ六工｜尺−−○｜
Ｃ−ＣＣ｜四−四四｜合
合四合−｜合Ｃ四合｜
工−合−｜○Ｃ四合｜工−合−｜尺工六−｜
尺六工尺｜上四上−｜六工六六｜上四上−｜
○合工尺｜上尺工−｜四−合−｜尺工合−｜
尺六工尺｜上四上−｜乙四合−｜Ｃ四Ｃ−｜
合−合−｜尺六工上｜尺工尺−｜
四上
尺工上｜尺−−○｜六−工−｜尺工
尺工上｜
尺−−○｜四上
尺工上｜尺−−○｜Ｃ四Ｃ−｜
合四合−｜Ｃ四Ｃ−｜六五六−｜五工六−｜
五工六−｜工六
工六上｜尺−−○｜
dd8e8 g2 ｜ae g2 ｜de ec ｜d2.r4 ｜
dg eg ｜de ec ｜d2.r4 ｜cc d2 ｜
ce dc ｜＜a8＞＞c8＜＜g2＞ c ｜d2 cc ｜aa8g8 eg ｜
aa8＞c8＜ ge ｜d2.r4 ｜dd8c8 ＜a＞d ｜c2 c2 ｜
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aa8＞c8＜ ge ｜d2.r4 ｜r2 r2 ｜
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e2 ＜g2＞ ｜r4＞c＜ ＜ag＞ ｜e2 ＜g2＞ ｜de g2 ｜
dg ed ｜c＜a＞ c2 ｜ge gg ｜c＜a＞ c2 ｜
r4＜g＞ ed ｜cd e2 ｜＜a2＞ ＜g2＞ ｜de ＜g2＞ ｜
dg ed ｜c＜a＞ c2 ｜＜ba＞ ＜g2＞ ｜＞c＜＜a＞ ＞c2＜ ｜
＜g2＞ ＜g2＞ ｜dg ec ｜de d2 ｜r2 r2 ｜
＜a＞c d8e8c ｜d2.r4 ｜g2 e2 ｜de d8e8c ｜
d2.r4 ｜＜a＞c d8e8c ｜d2.r4 ｜＞c＜＜a＞ ＞c2＜ ｜
＜ga＞ ＜g2＞ ｜＞c＜＜a＞ ＞c2＜ ｜ga g2 ｜ae g2 ｜
ae g2 ｜eg e8g8c ｜d2.r4 ｜
曲再生
＊原書は「第廿四」とする。数字重複。よって以下の曲は，入力者の付すシリアルとすべて１ずれる。『清楽曲譜』（OKINO_A043）は二拍子の曲とする。四拍子とするところと，曲譜は『清風雅譜』「金線花」（SG019）のほうにやや近い。
MS026 烏夜啼 ＣＣＣＣ五六工六六尺尺工尺上尺五六工六六Ｃ五五五工合四ＣＤ五六工合工尺尺尺尺上上工上四Ｅ合Ｃ四四工六五ＣＤ四合工合ＥＤＤＤ尺尺工尺上尺尺上尺工尺上尺上五六工六五六ＥＤＤ工六五ＣＤ五六Ｅ六ＥＤＤＤ尺尺上上尺上四上五六工六五六ＥＤ工合四ＣＤ五六Ｅ合ＥＤＤＤ尺尺上上工上五工合合合工六五ＣＤ五六工合工尺尺尺ＥＤＥＣＤ
Ｃ−Ｃ−｜Ｃ−−○｜Ｃ−五−｜六工六−｜
六−尺−｜尺−工−｜尺−上−｜尺−−○｜
五−六−｜工−六−｜六Ｃ五−｜五−五−｜
工−合−｜四−ＣＤ｜五−六−｜工−合工｜
尺−尺−｜尺−尺−｜上−上−｜工−上−｜
四−Ｅ−｜合Ｃ四−｜四−−○｜工−六−｜
五−ＣＤ｜四−合−｜工−合Ｅ｜Ｄ−Ｄ−｜
Ｄ−−○｜尺−尺−｜工−尺−｜上−尺−｜
尺○上−｜尺−工−｜尺−−○｜上−尺上｜
五−六−｜工−六−｜五−六Ｅ｜Ｄ−Ｄ−｜
工−六−｜五−ＣＤ｜五−六−｜Ｅ−六Ｅ｜
Ｄ−Ｄ−｜Ｄ−−○｜尺−尺−｜上−上−｜
尺−上−｜四−−○｜上−五六｜工−六−｜
五−六Ｅ｜Ｄ−−○｜工−合−｜四−ＣＤ｜
五−六−｜Ｅ−合Ｅ｜Ｄ−Ｄ−｜Ｄ−−○｜
尺−尺−｜上−上−｜工−上−｜五−工−｜
合−合−｜合−−○｜工−六−｜五−ＣＤ｜
五−六−｜工−合工｜尺−尺−｜尺−−○｜
Ｅ−Ｄ−｜Ｅ−Ｃ−｜Ｄ−−○｜
＞c2＜ ＞c2＜ ｜＞c2.＜r4 ｜＞c2＜ a2 ｜ge g2 ｜
g2 d2 ｜d2 e2 ｜d2 c2 ｜d2.r4 ｜
a2 g2 ｜e2 g2 ｜g＞c＜ a2 ｜a2 a2 ｜
e2 ＜g2＞ ｜＜a2＞ ＞cd＜ ｜a2 g2 ｜e2 ＜g＞e ｜
d2 d2 ｜d2 d2 ｜c2 c2 ｜e2 c2 ｜
＜a2＞ ＞e2＜ ｜＜g＞＞c＜ ＜a2＞ ｜＜a2.＞r4 ｜e2 g2 ｜
a2 ＞cd＜ ｜＜a2＞ ＜g2＞ ｜e2 ＜g＞＞e＜ ｜＞d2＜ ＞d2＜ ｜
＞d2.＜r4 ｜d2 d2 ｜e2 d2 ｜c2 d2 ｜
dr4 c2 ｜d2 e2 ｜d2.r4 ｜c2 dc ｜
a2 g2 ｜e2 g2 ｜a2 g＞e＜ ｜＞d2＜ ＞d2＜ ｜
e2 g2 ｜a2 ＞cd＜ ｜a2 g2 ｜＞e2＜ g＞e＜ ｜
＞d2＜ ＞d2＜ ｜＞d2.＜r4 ｜d2 d2 ｜c2 c2 ｜
d2 c2 ｜＜a2.＞r4 ｜c2 ag ｜e2 g2 ｜
a2 g＞e＜ ｜＞d2.＜r4 ｜e2 ＜g2＞ ｜＜a2＞ ＞cd＜ ｜
a2 g2 ｜＞e2＜ ＜g＞＞e＜ ｜＞d2＜ ＞d2＜ ｜＞d2.＜r4 ｜
d2 d2 ｜c2 c2 ｜e2 c2 ｜a2 e2 ｜
＜g2＞ ＜g2＞ ｜＜g2.＞r4 ｜e2 g2 ｜a2 ＞cd＜ ｜
a2 g2 ｜e2 ＜g＞e ｜d2 d2 ｜d2.r4 ｜
＞e2＜ ＞d2＜ ｜＞e2＜ ＞c2＜ ｜＞d2.＜r4 ｜
曲再生
＊『清楽曲譜』（OKINO_A080）のものとは音長，区切りによる曲調のアレンジが少し異なるほか，「合／六」「四／五」の高低がかなり違う。
MS027 西皮調 六六尺尺工六Ｃ六Ｃ五五六工六尺尺工六五六尺尺工六五五五六工尺工上尺尺工工五六六六工工六上Ｃ四ＣＣ六工工六工尺工上尺工上四Ｃ合合合四工尺工合合四工尺四Ｃ尺尺四Ｃ尺工六尺工尺尺上四工六尺上四四Ｃ合五六工工六尺合工合尺尺工六五五五六工工六上尺尺工五六六五工工六工尺上工六工工尺上工六工工尺上六六工工六上Ｃ四ＣＣ六工六工工尺上尺工上四Ｃ合合四工尺工合工工合四四乙乙五五六六工六五五六工六五六五六工五六工工六工尺上工六工工尺上六六工工六上Ｃ四ＣＣ六工六工工尺上尺尺上四Ｃ合合四工尺工合上尺上工工六尺工六工工尺上Ｃ四Ｃ六工六工工尺上四Ｃ合合四工工尺合合合四乙乙五五五五五六五Ｃ五五六工工六五
六−六−｜尺−尺工｜六−−○｜Ｃ−六Ｃ｜
五
五六工六｜尺
尺工六五｜六−尺
尺工｜六五五
五六｜
工
尺工上−｜尺
尺工工五｜六−−○｜六六工
工六｜
上−−○｜Ｃ四Ｃ−｜Ｃ−六工｜工六工
尺工｜
上−−○｜尺工上−｜四Ｃ合−｜合
合四工
尺工｜
合−−○｜合四工尺｜四Ｃ尺−｜尺−四Ｃ｜
尺−−○｜工六尺工｜尺
尺上四−｜工六尺上｜
四−四Ｃ｜合−−○｜五六工
工六｜尺−−○｜
合工合−｜尺
尺工六五｜五
五六工
工六｜上−−○｜
尺尺工五｜六−六五｜工
工六工尺｜上−−○｜
工六工
工尺｜上−−○｜工六工
工尺｜上−六六｜
工
工六上−｜○○Ｃ四｜Ｃ−Ｃ○｜六−工六｜
工
工尺上−｜尺工上−｜四Ｃ合−｜合四工
尺工｜
合−−○｜工−工合｜四−四−｜乙−乙−｜
五−五−｜六−−○｜六−工六｜五−五六｜
工−六五｜六−−○｜五六工五｜六−−○｜
工
工六工尺｜上−−○｜工六工
工尺｜上−六六｜
工
工六上−｜○○Ｃ四｜Ｃ−Ｃ○｜六−工六｜
工
工尺上−｜尺尺上−｜四Ｃ合−｜合四工
尺工｜
合−−○｜上−尺上｜工−工六｜尺−−○｜
工六工
工尺｜上−−○｜Ｃ四Ｃ−｜六−工六｜
工
工尺上−｜四Ｃ合−｜合四工
工尺｜合−−○｜
合−合四｜乙−乙−｜五−五五｜五−五六｜
五Ｃ五
五六｜工−工六｜五−−○｜
g2 g2 ｜d2 de ｜g2.r4 ｜＞c2＜ g＞c＜ ｜
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＜a2＞ ＜a＞＞c＜ ｜＜g2.＞r4 ｜ag ee8g8 ｜d2.r4 ｜
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ee8g8 c2 ｜r2 ＞c＜＜a＞ ｜＞c2＜ ＞c＜r4 ｜g2 eg ｜
ee8d8 c2 ｜de c2 ｜＜a＞＞c＜ ＜g2＞ ｜＜ga＞ ed8e8 ｜
＜g2.＞r4 ｜e2 e＜g＞ ｜＜a2＞ ＜a2＞ ｜＜b2＞ ＜b2＞ ｜
a2 a2 ｜g2.r4 ｜g2 eg ｜a2 ag ｜
e2 ga ｜g2.r4 ｜ag ea ｜g2.r4 ｜
ee8g8 ed ｜c2.r4 ｜eg ee8d8 ｜c2 gg ｜
ee8g8 c2 ｜r2 ＞c＜＜a＞ ｜＞c2＜ ＞c＜r4 ｜g2 eg ｜
ee8d8 c2 ｜dd c2 ｜＜a＞＞c＜ ＜g2＞ ｜＜ga＞ ed8e8 ｜
＜g2.＞r4 ｜c2 dc ｜e2 eg ｜d2.r4 ｜
eg ee8d8 ｜c2.r4 ｜＞c＜＜a＞ ＞c2＜ ｜g2 eg ｜
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a＞c＜ aa8g8 ｜e2 eg ｜a2.r4 ｜
曲再生
＊全体の曲調にさほどの変異はないが，細かな表現の差異，フレーズの骨子の変更がある。小節割した場合の数は９５，他の例よりも短めなことからみて，単純に『清楽曲譜』（OKINO_A042，106小節）や『清風雅譜』（SG025，同）の版を装飾しただけのものではない，伝系の異なる版と思われる。
MS028 （三国志）碧破玉 四合工尺上尺合工工工合尺工合尺工上五五六工尺六工六工六五Ｃ五六工工合工尺上尺上尺五五Ｃ六五六工尺工六尺工上四上尺工尺工上四六五Ｃ五六工尺六工六工五六工工尺上尺六工工工六尺工六尺工上四五六工尺六工六工六五五六合四ＣＣＤＣ乙五五六五六五Ｃ五六工尺六合工合工五六工工尺上尺六工工工六尺工六尺工上四工六工六五Ｃ五六工工六工尺上尺上尺五五Ｃ六五六工尺工六尺工上四上尺工尺工上四六五Ｃ五六工尺六工六工六五五尺工尺尺上四六上尺工尺工上四六五Ｃ五六工尺六工六工六五五六合四ＣＣＤＣ乙五五六五合四Ｃ五六工尺六工六工六五五六五工合四五Ｃ六六工尺上上尺工六尺工六五五尺工尺尺上四六上尺工尺工Ｃ四六五Ｃ五六工尺六工六工六
四合工尺上尺合｜工−工
工合｜尺
工合尺工上｜五−
五六工尺｜
六−工六｜工−六−｜五Ｃ五六｜工
工合工尺上｜
尺上尺−｜五
五Ｃ六五六工｜尺
工六尺工上｜四−上
尺工｜
尺工上四−｜
六五Ｃ
五六工尺｜六−工六｜工五六工｜
工尺上
尺六工｜○工
工六尺｜
工六尺工上四｜○
五六工尺六｜
○工六工｜−六−五｜−五−六｜
合四ＣＣ−｜
ＤＣ乙五｜−
五六五
六五｜Ｃ
五六工尺六｜合工合工｜
五六工
工尺｜上
尺六工−｜工
工六尺
工六｜
尺工上四−｜
工六工−｜六−五Ｃ｜五六工
工六｜
工尺上尺上｜
尺−五
五Ｃ｜六
五六工尺工六｜
尺工上四−｜上
尺工尺工上｜
四−
六五Ｃ｜
五六工尺六−｜工六工−｜六−五五｜
尺工尺
尺上｜四−六上｜
尺工尺工上四｜○
六五Ｃ
五六｜
工尺六−工｜六工−六｜−五−五｜−六
合四Ｃ｜
Ｃ−ＤＣ｜乙五−
五六｜五
合四Ｃ
五六｜
工尺六−工｜
六工−六｜−五五六｜五工合四｜
五Ｃ六六工｜
−尺上
上尺｜工六尺−｜工−六−｜五五尺工｜
尺
尺上四−｜六上
尺工尺工｜Ｃ四−
六五｜Ｃ
五六工尺六｜
○工六工｜六−−○｜
＜a8g8＞e8d8 c8d8＜g＞ ｜e2 ee8＜g8＞ ｜de8＜g8＞ d8e8c ｜a2 a8g8e8d8 ｜
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曲再生
＊『清楽曲譜』（OKINO_A076）および『清風雅譜』（SG028）の出だしは「五六工尺上尺六工…」。音長は『清楽曲譜』の版に近い。１０小節目を原書は「五
五Ｃ六
五六工」とする。これだと拍が一つ多くなるので，『清風雅譜』の例などを参考に修整した。
MS029 双蝶翠 ＣＣ四Ｃ合四ＣＣ四Ｃ合四四四合四四四四Ｃ合工合工合四四合四四四四合四四合工合尺尺工合合合四四合工合工尺工合工尺上四上上上尺工合工尺上Ｃ四ＣＣ四四合四四合工合工合上上尺工工尺工工尺工工六尺工工尺工工尺工工四四合四四合工尺工合工尺上上上四上上四四合工六尺工工尺上工尺四工合工四合工合合尺尺上乙四四工合合四合工合合尺工合工合尺上乙四四工合四ＣＣ尺工尺上四上四上四上上Ｃ四合工尺工工ＣＣ四合Ｃ四合四合四合上尺上合四合工六尺Ｃ乙四Ｃ四ＣＣＣ乙四合工四合合四合四合合四合合工上尺工六工尺工四上工合四四Ｃ合工尺上尺工尺工合四四Ｃ合合工工工尺工合上尺上尺工尺四Ｃ四合上尺工尺四ＣＣ四合
Ｃ−Ｃ−｜四Ｃ合四｜Ｃ−Ｃ−｜四Ｃ合四｜
四−四合｜四−四−｜四−四Ｃ｜合−工合｜
工合四−｜四合四−｜四−−○｜四−四−｜
合−四−｜四−合−｜工−−○｜合−尺−｜
尺工合−｜合−合−｜四−四合｜工合工−｜
尺−工合｜工尺上−｜四上上−｜上−−○｜
尺−工合｜工尺上−｜Ｃ四Ｃ−｜Ｃ−−○｜
四−四−｜合−四−｜四−合−｜工−−○｜
合−工−｜合−上−｜上尺工−｜工尺工−｜
工尺工−｜工−−○｜六−尺−｜工−工尺｜
工−工尺｜工−工−｜四−四−｜合−四−｜
四−合−｜工−−○｜尺−工合｜工尺上−｜
上−上四｜上−上−｜四−四合｜工−六−｜
尺−−○｜工−工尺｜上−工−｜尺−−○｜
四−工−｜合−−○｜工−四−｜合−−○｜
工−合−｜合−尺−｜尺−上−｜乙−四−｜
四工合−｜合
四合工合｜合尺−工｜合工合−｜
尺−−○｜上乙四−｜四工合−｜四Ｃ−Ｃ｜
尺工尺上｜四−−○｜上四上−｜四上−上｜
Ｃ−四合｜工尺工−｜工−Ｃ
Ｃ四｜合Ｃ四−｜
合四合四｜合−上尺｜上−合四｜合−工六｜
尺−Ｃ乙｜四−−○｜Ｃ四ＣＣ｜Ｃ乙−四｜
合−−○｜工−四−｜合−−○｜合四合四｜
合
合四合合｜工−上−｜尺工六−｜工尺工四｜
上−−○｜工−合−｜四−四Ｃ｜合−−○｜
工尺上尺｜工−尺工｜合−四−｜四Ｃ合−｜
合−工工｜工−尺−｜工合−上｜尺−上尺｜
工−尺−｜四Ｃ−四｜合−上尺｜工−尺−｜
四ＣＣ四｜合−−○｜
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曲再生
＊『清風雅譜』（SG030）『清楽曲譜』（OKINO_A078）いづれも「Ｃ−Ｃ−｜五Ｃ六五…」の繰り返しではじまる。本書の記譜はそのほかの箇所もオクターブ低いところが多い。全体の曲調についてはさほどの違いはないが，細部は前述二書，いづれのものともやや異なる点が多い。
MS030 桐城歌 ＣＣ五五六工五五Ｃ合四合工尺工尺上四Ｃ四尺工六工尺工工尺上四上工尺工尺上四四Ｃ六五六上五六五Ｃ五六工六工六五五五Ｃ五工五六工五六工六工五五Ｃ六五六工尺工尺上四上四上四上上五五Ｃ六五六工尺工尺上四上四尺工六工尺工工尺上四上工尺工尺上四四Ｃ六五六Ｃ五六五Ｃ五六工六工六上尺工尺工尺上四合四Ｃ五六五Ｃ五六工六工六五五Ｃ五五六工工五六工五六工六工五五Ｃ六五六工尺工尺上四上四Ｃ四ＣＣ五五Ｃ六五六工尺工尺上四Ｃ四尺工六工尺工工尺上四上工尺工尺上四四Ｃ六五六
Ｃ−Ｃ−｜五−五六｜工−−○｜五−五Ｃ｜
合四合工｜尺工尺上｜四Ｃ四−｜尺−工六｜
工尺工−｜工尺上四｜上−−○｜工−尺工｜
尺上四−｜四Ｃ六五｜六−−○｜○上−−｜
五−六−｜五−Ｃ−｜五六工−｜六−工−｜
六−五五｜五Ｃ−五｜工−五六｜工−五六｜
工六工−｜五−五Ｃ｜六五六工｜尺工尺上｜
四上四−｜上四上−｜上−−○｜五−五Ｃ｜
六五六工｜尺工尺上｜四上四−｜尺−工六｜
工尺工−｜
工尺上四上−｜工−尺工｜尺上四−｜
四Ｃ六五｜六−−○｜Ｃ−五−｜六−五−｜
Ｃ−五六｜工−−○｜六−工六｜上−尺−｜
工−尺工｜尺上四合｜四−−○｜Ｃ−五−｜
六−五−｜Ｃ−五六｜工−−○｜六−工−｜
六−五五｜Ｃ−五五｜六工−工｜五六工−｜
五六工六｜工−−○｜五−五Ｃ｜六五六工｜
尺工尺上｜四上四−｜Ｃ四Ｃ−｜Ｃ−−○｜
五−五Ｃ｜六五六工｜尺工尺上｜四Ｃ四−｜
尺−工六｜工尺工−｜工尺上四｜上−−○｜
工−尺工｜尺上四−｜四Ｃ六五｜六−−○｜
＞c2＜ ＞c2＜ ｜a2 ag ｜e2.r4 ｜a2 a＞c＜ ｜
＜ga＞ ＜g＞e ｜de dc ｜＜a＞＞c＜ ＜a2＞ ｜d2 eg ｜
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g2 aa ｜a＞c2＜ a ｜e2 ag ｜e2 ag ｜
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曲再生
＊１６小節目，３８小節目周辺など，拍子と合わないあるいは辻褄合わせ的でやや不自然な流れになっている箇所がいくつかある。東京派の『清風雅譜』（SG029）などで「四合四−｜」と表現されているフレーズが，『清楽曲譜』（OKINO_A077）および本書では「四Ｃ四−｜」「四上四−｜」となっている。長崎派の『瑞蘭派清楽譜』（ZR033）では後者であり，曲譜全体の印象からすると長崎派の系を引く楽譜と思われる。
MS031 嗩吶皮 上工合尺四上尺合工尺工工四上尺尺四上尺Ｃ四合ＣＣ四合合四合合合合四Ｃ工合尺四上尺
上−工合｜尺−四上｜尺−−○｜合工尺工｜
工四上尺｜尺
四上尺−｜○○Ｃ−｜四合Ｃ−｜
Ｃ四合
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合四Ｃ−工｜合尺−
四上｜
尺−−○｜
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曲再生
［明清楽之栞 ＥＮＤ］